全室暖房にすれば温度差の無い室内になります。浴室やトイレ、玄関、リビングやダイニングが同じ温度であれば結露は防げます。
冷やさなければ絶対に結露しないという、防露の原則は全室暖房でなければ実現しないのです。
さあ、大変なことになりました。全室暖房なんて、もったいなくてとても無理ですか。
ご安心下さい。ここで高断熱・高気密住宅の出番となります。従来一部屋で消費していた位の暖房費で全室暖房が可能なのです。
下図は2011年10月にハリマハウスで完工した建物を、パッシブハウスジャパンと㈱CPUが共同開発した建物の燃費がわかる新ソフト「建もの燃費ナビ」で計算したものです。
冷暖房だけではなく、すべてのエネルギー消費で計算されていますが、エネルギー消費50%削減を目指している自立循環型住宅の一般的な住宅のエネルギー消費は基準値で116.5GJ/年に対して38.76GJ/年となりエネルギー消費66%削減しています。