在来軸組工法の住宅メーカーだと思っていた一条工務店が、206(ツーバイシックス)工法のi-smartという商品を出しているそうです。
熱損失係数(Q値)が0.82Wというから驚きです。隙間相当面積(C値)は0.6c㎡/㎡だそうで、これは弊社の平均値0.30c㎡/㎡からするとまあまあでしょうか。第一種換気と空調設備を組合わせたアクティブ(空調機で温湿度を一定にする)住宅です。
いずれにしても高断熱・高気密住宅専業工務店のハリマハウスにとって、手強い競争相手が現れたものです。
その一方で国土交通省の外郭団体「建築研究所」では、低酸素社会の先進的エコ住宅「LCCM住宅」のデモストレーション棟を建て、見学会を開催しています。今回は9月5日(月)に開催され、社員一同見学に行く予定です。
「LCCM住宅」とは、建設時、運用時、廃棄時においてできるだけの省CO2 に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO2 排出量も含め生涯でのCO2 収支をマイナスにする住宅として提案されたものです。
熱損失係数(Q値)はⅡ地域相当の1.9W程度ですが、冬の太陽熱ダイレクトゲインや夏の通風を最大限利用できる仕組み等を取り入れた、省CO2のパッシブ(なるべく空調機に頼らない)住宅です。
FCや何とかの会、断熱材メーカー等のしばりを持たない、工法的に自由なハリマハウスでは、アクティブでもパッシブでも、良い工法を自由に取り入れ建築できます。
夏季、道路も屋根も熱せられた、うだるような暑さの中で、閉め切って力任せの空調機冷房は、風が熱を運び去る大きな力がある事を知ってしまうと、とても電気代がもったいなくてできない。
しかしその風は、いやな埃と湿気を持って来ることも知っている。
冬季、南側の窓を大きく取り日差しを入れ、再生可能エネルギーで熱を蓄えれば一日中暖かい。
高レベルの高断熱・高気密性能を持ち、パッシブな自然エネルギーを巧く利用する。
高断熱・高気密住宅は自然エネルギーの活用でさらなる快適空間を生む。ハリマハウスはこの道を極めて行きます。