長期優良住宅の認定を受け工事中の建物が12月に2棟完成します。
今年の5月から手探りで長期優良住宅の認定を受けたのですが、認定基準をクリアしただけでは長く住み継がれる家としては片手落ちで、建築後の維持保全の方法を愛着を持って実行してこそ、この制度が生かされてくると思います。
そのためには外壁材や内装仕上げ材は、経年変化を楽しめる漆喰や木製の自然素材を使用して、メンテナンスをしながら、徐々に味わいのある表情になれば、自然と愛着がわいてくるでしょう。
省エネルギー対策等級は等級4をクリアすれば良いのですが、な、なんと気密施工に関する基準は削除されています。いくら断熱性能を高めても隙間風が入る家は寒い。
暑くなく寒くなく、ストレスを感じない快適な室内空間は、断熱性能と気密性能を高め、太陽熱と同じ輻射熱で暖かくなり、涼しくなる構造が不可欠です。
長期優良住宅の認定基準を基として、快適な空間デザインと居住性能をプラスした家を創って行きたいと思います。