猛暑の8月17日11時頃ヒートポンプで夜間蓄冷する輻射床涼房システムを始めて取入れた、散田のガレージ付きシダーハウスにお邪魔しました。
外気温36℃の暑さのなか、延べ床面積90坪の建物はエアコン一台運転中でしたが、室内温度は28℃で床面温度26℃でした。外の騒音も聞こえない中、家族五人が賑やかに暮らしています。
暑く無い、かといってエアコンの冷気も無く、暑いとか寒いとかを気にせずに生活できる空間がここにある。リビングの大きな窓から見える外部では焼けるような日差しが光っています。
室内温度よりも、壁や屋根、窓、床からの輻射熱が熱く感じるのです。壁や屋根からの輻射熱を防ぎ、なおかつ冷輻射があれば最上の涼房空間となります。床からの冷輻射が効いていました。
今現在ハリマハウスは、散田のガレージ付きシダーハウスから8件、輻射床涼房システムを取入れた住宅を世に出しました。積極的に活用しているお客様から、結露を心配されて活用していないお客様までいらっしゃいますが、その快適な涼房効果は実証されています。
散田のガレージ付きシダーハウスの建て主に「今年の弊社はお陰様で夏休みが取れない状態でした」と話したところ、建て主は「本当に快適だからもっともっとがんばってください。そして山際さんも年だから若い人を育て長く営業してください」
これからの私の仕事は、さまざまな角度から実証実験を行い、この快適な涼房システムを誰もが安心して使えるようにすることと、社員を育てることのようです。