電気工事業の石井さんによると、オール電化住宅で120A(12KVA)もの電力契約をしている一般住宅を手がけているという。深夜電力を利用した基礎埋設型の蓄熱暖房システム(サーマスラブ等)の場合、熱源ヒーターに60Aから80Aもの電気容量が必要だからです。
蓄熱式床暖房の熱源は、弊社では2002年から運転電流が8A程度の、ヒートポンプ式ボイラーを利用して足掛け10年経過しており、効率の悪いヒーターをいまだに使用していることに大変驚きました。
昨年セミナーでご一緒した東北地域の工務店は「東北地方ではオール電化住宅が普及していて、暖房はヒーターを深夜電力で運転させる埋設型の蓄熱暖房システムが広く普及していましたが、数年前から熱源はヒートポンプに切り替わり、電気ヒーターのお客様には大変申し訳なく思っている」と話してくれました。
メーカーとの付合いや馴れ合いから、新しい機器に対応する難しさは解りますが、それがお客様の利益に繋がるものであれば、チャレンジすべき事だと思います。これからもこのスタンスは変えずに邁進して行こうと思っています。