2008年、ヒートポンプ温水器「三菱エコヌクールレオ」は温水運転のみの設定で出荷されていますが、現場で設定を変えると冷水運転が可能との情報をもとに、蓄熱式床冷房に挑戦してからすでに17棟の蓄熱式床冷房を手がけてきました。
床暖房は冬期のみの運転です。「遊んでいる夏場も利用できたら」と思ったのがきっかけでした。
結露と快適性を案じながら三年経ち、2011年夏、お客様の声を集めてみました。
お話をお聞きした全てのお客様が積極的に活用していました。
「子供が床に寝そべってばかりで困る」
「冷水設定温度20℃、夜間5時間の運転で昼ぐらいまではひんやりとして気持ちいい」「1階は蓄熱床冷房のみで快適」
「冬期より電気代が少なくてすむ」
「たぶん犬は大変喜ぶだろう」
「浴室前の足マットの下の床がカビた。それ以来敷物を撤去したらカビなくなった」
「夜間運転なので、昼間の節電になる」
今のところ、あくまでも補助冷房として活用されています。屋根裏エアコンを1台稼動させ、蓄熱式床冷房を併用するパターンが一番快適でしょう。
数年後販売される「デシカ」などの除湿機を併用すれば、もっと快適な室内空間が生まれる可能性を持っています。