平日の体験ハウスに蓄熱式床暖房に興味があるという若者二名が尋ねてきて、大手ゼネコンの主任研究員の肩書が入った名詞を差し出しました。
放射冷暖房システムの研究をしており、オフィスビルやマンションでエアコンに変わる冷暖房設備として導入を模索しているという。
海外の施工例なども視察してドイツではかなり普及しているそうだが、なぜか配管径が太く温水の流れる音がかすかに聞こえるそうだ。
 今なぜ放射冷暖房システムなのか改めて問うてみると。
オフィスビルでは冷房病といわれる自律神経失調症が問題となっていること。
人にとって快適な環境と省エネを考えると蓄熱して輻射熱で暖かく涼しくするシステムがベストだ。
これから社内で決裁を取るために、あらためて蓄熱暖房を体験し、意を強くして進めるため訪れたという。
 ハリマハウスが取入れている大気熱や地熱の再生可能エネルギーで蓄熱蓄冷して、放射熱で暖かく涼しくするシステムが大手ゼネコンでも研究され、欧州でかなり普及している事は驚きでしたが、このシステムが快適で省エネである以上普及してゆくことに間違いなさそうです。
これからも情報交換する事を約束して帰られました。