2015年10月に「暖かい家に住みたい」ということで築20年前後のまだまだ十分に使用できる住宅を2棟解体しました。
これから新築工事を始めますが、建て主は70歳過ぎの方と65歳の方で、健康で長生きするために建替えを決断されました。
建替えは今の家族構成に合せられ理想的なのですが、大きな資金負担と引越しなどで体力が必要です。
そこで住みながらの断熱リフォームという選択肢もあるのではないでしょうか。
今年の3月5日に、国土交通省と厚生労働省後援の、「住まいと健康」を考えるシンポジウム、が開催されました。
60歳以上の方を対象に、39棟の部分断熱改修を行い、温熱環境を改善し、改修前の血圧と改修1年後の血圧を測定した結果から、39棟の入居者全員の血圧が下がったと実証実験の結果報告がありました。
断熱リフォームを行ない、寒さを和らげる温熱環境では、血圧が下がることが実証されたわけです。
限られた予算から、いかに効果のある断熱リフォームの御提案ができるかが重要で、断熱リフォームを行ったけれど温熱環境が改善されなければ意味がありません。
気密化も大事なポイントです。断熱材を貼っただけでは効果は出ません。断熱材と気密化を一体として施工することで断熱効果が出てきます。
断熱改修後の暖房エネルギー消費量を低く抑え、電気代やガス代のランニングコストを安く抑えられるかもポイントです。
ハリマハウスは高断熱・高気密住宅専業工務店として培ったノウハウから、個々の事例毎に断熱効果が出る御提案をしています。
以下はBETTER LIVING HPより抜粋
「住まいと健康を考えるシンポジウム:実証実験成果報告会」(2015年3月5日)について
一般財団法人ベターリビングサステナブル居住研究センターでは、平成27年3月5日、都内で”「住まいと健康」を考えるシンポジウム 実証実験成果報告会”を開催しました。高齢者を対象に居住している住宅に部分断熱リフォームを施し、リフォームの前後で血圧等を測定する実証実験*の結果が発表され、部分断熱リフォームによって、暖かい住宅で暮らすことが高齢者の健康維持につながることが、今回初めて数字により示されたことが報告されました。
当日配布資料PDF(BETTER LIVING HPより)