「数字の1mと体感する1m」
公開日:
:
つれづれ
こんばんは。
ハリマハウス 伊本です。
お施主様が現場に来られ、時々こう言われます。
「やはり ここはこう直してもらえませんか・・?」
叶えられない場合もありますが、可能な限りご要望にはお応えします。
それは、工事を運営している側から見れば障害となったりします。
工程の再編成、材料の追加再発注など。
「もう変更は不可能です」
仮にこんな返答をされたとします。
私が施主だったとしたら・・・ 嫌です。
(もうチょっと親身になってくれてもいいじゃん・・)
見たり、聞いたりする数字の1mと、実際にスケールで図り出し体感する1m。
体感する1mは、高かったり低かったり。
広かったり、狭かったり。
幾通りもの「感じ方」があります。
そこにはスペースがあります。
「やはり ここはこう直してもらえませんか・・?」
お施主様がそう言われるのは自然な事だと思います。
見聞きしていた「数字」が、「スペース」として現れたからだと思います。
私はお施主様との「現場」打ち合わせが好きです。
例えばベンチの高さを決めるとします。
廃棄するダンボールなど、現場にあるもので即席のベンチを作り
施主さんに座ってもらいます。
「高いな」
「んー低い」
「あ、いいかも」
体感からの決定には揺るぎがありません。
ユニバーサルデザインは参考に過ぎません。
施主さんの体感が正解です。
製作側としても、迷い無く作成出来ます。
「数字」に限らず、建材の組み合わせや配色。
すべて現場で「体感」していただくことが一番だと思っています。
(その為のプレゼン用意は抜かりなく・・やっておりますが・・)
「やはり ここはこう直してもらえませんか・・?」
相変わらず言われてしまう私は、まだまだエスコート不足・・
関連記事
-
涼しくなった夜風と共に
こんにちはハリマハウスの関山です。 最近は夏の暑さも一段と和らいできて、だんだんと秋の気配が感じら
-
暑さ対策 - 風の流れをつくる
ハリマハウスの小鹿野です。 酷暑が戻ってまいりましたので、また「暑さ対策」について書きたいと思いま
-
省エネの勉強会に行って。
こんにちは ハリマハウス 関山です。 先日、最新省エネ施策動向ダイジェスト中国研修報告会にいってきま
-
心地良い寸法を蓄えて行きたい
こんにちは ハリマハウススタッフの井上です。 お施主様の為に作った家に住みたくなるのは自然な事
- PREV
- やっと秋ですね・・・
- NEXT
- 妻飾り
Comment
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ん?! エスコート不足? そんな事ないっしょ!
十分頑張っていますよ!! 私達の視点から見れば返って可愛そうな位に見えるけどな・・・・・