暑さ対策 - 風の流れをつくる
公開日:
:
最終更新日:2016/02/12
つれづれ
ハリマハウスの小鹿野です。
酷暑が戻ってまいりましたので、また「暑さ対策」について書きたいと思います。
先日の私のブログのタイトルは、「暑さ対策 - 日射遮蔽」でした。
今回は、温熱環境要素の「風速」つまり、「風の流れをつくる」ことについて書きます。
高断熱・高気密の弊社の体験ハウスの場合、日射を遮蔽するだけで、室内の急激な気温上昇を防ぐことができました。
しかし、外気温が35℃を超えるような日は、ゆっくりとですが室内の気温も上がっていきます。
気温が30℃前後なら、窓を開けて風を取り込み、涼を取ることができるかもしれませんが、35℃を超えるような日は、風を熱風に感じることでしょう。
そのような日は窓を閉めて、エアコンを利用した方が良いと考えます。
ただし、冷やしすぎて外気温との差が10℃を超えてしまうのは体の負担になります。
ですから、弊社の体験ハウスでは26℃設定(※)で冷房運転し、扇風機やサーキュレーターなどの送風機を使って風の流れをつくります。
冷気が滞らないようにということもありますが、風を感じるだけで一層涼しく感じることができます。
エアコンと扇風機を使うと電気代が気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、高断熱・高気密住宅でしたら、1台のエアコンの冷房運転(1台分の電気代)で、家全体を冷やすことができます。
また、エアコンに比べて扇風機などの送風機の電気代は1/10程度です。
地球温暖化により猛暑日が多くなっています。
我慢できる暑さなら良いのですが、お年寄りや子供、体調の悪いときなどは熱中症になりやすいと聞きます。
ですから、省エネを意識しつつも、体に優しい環境づくりが大切だと考えます。
地球にも人にも優しい家づくりを勉強していきたいと思います。
※冷房26℃設定について
弊社の体験ハウスでは、3階小屋裏にあるエアコンを1台冷房運転しています。
28℃設定で冷房運転すると、冷気が1階2階に届く前に冷房運転が停止してしまいました。
26℃設定ですと、1階まで冷気を届けることができます。
(1階の気温は30℃前後です)
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