住宅の燃費計算
公開日:
:
最終更新日:2016/02/13
つれづれ
スタッフの井上です。
この度10月に引渡しを完了いたしましたお宅を参考に年間一次エネルギー消費量を算定いたしました。
使ったソフトはドイツのパッシブハウス研究所の燃費計算エンジンとして使用している物です。
入力する内容は、
・平面図、立面図
・外壁、屋根の建材断面寸法
・開口部の仕様(熱貫流率)
・換気方法
・C値
・夏季室内通風(開口部開放時間を任意に入力)
・設備仕様
です。
結果が出ました。
まず特筆すべきは右の縦グラフ。
年間のトータル使用熱量が太陽光発電システムを載せた時に11.02kmh/㎡、太陽光を載せない場合でも78.78kmh/㎡。
建築環境・省エネルギー機構の自立循環型住宅への設計ガイドラインに載っている
「Ⅳ地域に立地する4人家族向けの木造2階建て住宅の年間エネルギー消費量」が
概算値116.5GJとなっており単位を合わせると78.78kmh/㎡が38.76GJになり
実に3分の1になりました。
太陽光を載せない状態で67%のエネルギー削減と言えます。
正直すごいです。
また、年間の冷暖房消費は日本の平均値が150mh/㎡ですが、このお宅が30.7mh/㎡なので実に5分の1!!
これまたすごい数字です。
さらにハリマハウスでは蓄熱床の冷暖房を基本としていますので
深夜電気を利用することによりこの上なくお財布にやさしい省エネルギー住宅ができるのです。
今回数字にしてみて、すごい会社に勤めているのだと再認識いたしました。
追記すろならば、エコキュートなどによるヒートポンプが普及していく中、今後は効率研究どんどん進み
間違いなく超高効率ヒートポンプが出来上がるでしょう。
これを上手いこと利用できるのは、「高気密高断熱」「蓄熱床冷暖房」だと思います。
設備更新によりさらに年間消費エネルギーが減って行くのです。
太陽光発電システム、蓄電池を導入すればカーボンニュートラル(消費エネルギー0)の住宅も可能な日が近い将来に必ず来ます。
そんな夢のような家がハリマハウスで今、建てられるのです。
鼻息が荒くなって来ましたがこんな感じです。
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