ゼロエネルギー住宅の公募説明会
公開日:
:
最終更新日:2016/02/13
つれづれ
こんにちは。ハリマハウスの関山です。
先日、本年度の住宅の補助金制度の説明会に行ってきました。
その補助金制度とは今年注目の
住宅のゼロエネルギー化推進事業(一戸当たりの補助金165万円)
住宅・建築物のネットゼロエネルギー化推進事業、(補助金額 上限350万円)
それぞれの説明会に参加しました。
ここで、住宅に求められる、ゼロエネルギー住宅とは
住宅の躯体、設備の省エネ性能の向上、再生エネルギーの活用等により、
年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)のゼロまたは概ねゼロになる住宅のことをいいます。
若干、前者の制度と後者の制度で性能表示制度を利用する等の違いはあるものの、
いわゆる平成11年告示に示されている次世代省エネ基準を上回る、平成21年告示トップランナー基準相当の住宅をひとつの基準としながら、若干の補正はあるケースはあるものの、それを標準一次エネルギー消費量として、
断熱強化、設備性能の向上等により、建物の性能を上げ、
太陽光等の再生可能エネルギー等を活用して、住宅の空調(暖房、冷房)、換気、照明、給湯に係る一次エネルギー消費量をゼロ又はマイナスになる住宅を補助の対象としています。
ついこの前まで住宅のエコポイント制度で次世代省エネ基準の普及に力をいれていたかた思うと、今度はゼロエネルギー住宅。
年間の新築住宅供給戸数が50戸未満の中小工務店を対象とした今回の補助制度、
どれだけの工務店がこのゼロエネに対応することになるのか?
少し気になるところです。
又
公募要領において、断熱性能の基準は求められていますが気密性能を表す
C値(隙間相当面積)の基準が見当たらないのが、個人的には少し気になります。
断熱と気密は一体で考えないと多くの断熱材を入れ数字的には高性能でも、
C値が悪ければ隙間から熱が逃げてしまうので結果、消費エネルギーが多くなってしまうからです。
余談になりましたが、
国の施策では2020年までに住宅の省エネ基準を義務化を目指していて、
そこで、トップランナー基準相当がひとつの性能の目安としているとのことで新省エネ基準を今後公表するということが言われています。
今回のゼロエネ、含め
次々と打ちだされる省エネ施策ですが、国から出される補助金も含め、ハリマハウスでは積極的に取り入れていますので、
お気軽にご相談下さい。
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