「ルールが無い」「ルールは無い」
公開日:
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最終更新日:2016/02/13
つれづれ
こんにちは。ハリマハウススタッフの井上です。
「ルールが無い」「ルールは無い」
前者は何でも有りの乱れた状態を表した言葉。
後者は何かの概念からの縛りから開放する為の言葉。
「5戦の無い楽譜」と言う発想をした建築家がいます。
日本の雅楽や沖縄の三味線にはよく見る5線の楽譜とは
異した物で演奏されます。
音程があるからといって
何も西洋に合わせた5線のルールに乗せる必要は無いのです。
だからと言って勝手気ままに音を奏でても雑音と言うジャンル以外の何物にもなりません。
後世へ守らなくてはならない物、受け継いで来た自然の流儀を犯してはならないのです。
発想は自由ですが発想する事が目的では次のステップが無いのです。
日本建築と言いますがよく目にする物は明治以降に作られた形式。
純和風建築と言うのはいつの物を指すのか。何を指すのか。
一般的に聞こえは良いが的確な答えを出せる人はいない筈。
では、どう考えれば・・・。
そこで考える・・・。
・・・我考える。
無我であり、計算が容易な尺度を持ち合わせつつも宇宙を髣髴させるくらい
広がる空間性と静動と寂居。
拙の頭ではこれが精々。
明日はまた何かの影響を受け別の答えが出るであろう浅はかな答え。
建築に携わる以上なんとなく語られているワードに
1つくらいは自分の答えを持っていなくては。
これからも日本建築は作られていく。
どんな形であれこの国が日本である以上。
そして、生き残った物が新たに日本の誇りになる事を願わずにはいられない。
法律や流行は有るけども
気持ちが良い住宅を作る為の絶対的なルールは無い。
万事、良い物を取り入れ、守る物は守り
これぞと思った物を未来に向かって創って行くだけだと思います。
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