断熱材のアルミ箔面材、日射反射がこの時期は暖かくありがたいものでした
公開日:
:
断熱工法 アキレス「キューワンボード」, 屋根外張り断熱, 屋根外張り断熱工法, 屋根外張り断熱材t=100mm, 屋根断熱材, 硬質ウレタンフォーム保温板
4月の陽気から一転
今日は寒く風の強い日でした。
M邸は屋根への断熱処理
硬質ウレタンフォーム保温板、50mm厚×2枚
断熱厚計100mmが敷かれました。
屋根へは硬質ウレタンフォーム保温板 50mm厚を2重に敷き
計100mm厚の断熱層で屋根を覆う断熱構成です。
屋内外の気密の界面は、断熱材表面となっています。
キューワンボード同士の目地(継手部)を防水・気密テープで目張りしています。
個人的には、外張り断熱工法に限らず
「充填断熱 現場発泡充填断熱」などの断熱工法
建物の気密性能を上げることについては
屋内外の気密の界面を明確にすることが重要だと考えています。
如何に現工法に則った方法で
現場サイドの気密処理施工性が容易になる設計を心掛けるか?
一方の外皮は優れた気密処理を行なっても、一方は手薄…
偏った気密処理では、建物の気密は高まることは期待出来ません。
気密の界面は、シンプル且つストレート
建物自体をひとつの風船にするイメージです。
気密の界面は明確にすべきだと、私はそのスタンスで現場管理を行なっています。
写真、矢印下側は構造部
矢印上は断熱部
薄緑色の厚手のビニールは先張り気密シートです。
上段でキューワンボードは表面で気密テープで目張りすることで
気密の界面としていると記しました。
さて、写真の断面構成は気密の界面について何か矛盾しておりますが
お解りでしょうか?
外壁へ張るキューワンボードを張り伸ばせば、壁と屋根のキューワンボード同士を
気密テープで目張りすることは可能です。
では、なぜ先貼りシートを貼っているのでしょう…
答えは写真の中に存在しております。
現場での実務者ならばなるほどお解りいただけると考えています。
この後、屋根の硬質ウレタンフォーム保温板の上へ通気垂木t=60を流し
更に12mmm厚の構造用合板(野地板)を張り、屋根は2重構成となります。
キューワンボードへ降り注ぐ日射の眩しさ…
暖かい反射でした。
関連記事
-
T邸は付加断熱工法を採用しています
T邸は屋根、一層目野地板を敷き終え 屋根外張り断熱材も敷き終えています。
-
床暖熱工法を採用しています
床暖熱工法は現場発泡断熱材の吹付け工法を採用します。 土台・大引き三寸五分角(105mm角)と
-
「蓄熱式床暖房システム導入JV」、現場作業が始まりました
今年の3月、O設計事務所さんより設計・施工する新築へ ハリマハウスの「蓄熱式床暖房システム」を
-
外張り断熱開口部分木枠
M邸は外張り断熱材を張る段階を迎えています。 耐力壁パネルの上へは 一ヶ月前より
-
7寸勾配屋根の雪降ろし作業目線をウェアラブルカメラで撮影した動画を作成しました
M邸の屋根雪降ろし作業を、ウエアラブルカメラで撮影した動画を作成しました。 M
-
建て方作業を開始しています
A邸は基礎工事を終え、建て方作業が開始されています。 毎週訪れて来る台風にもめげず、作業は続い
-
外張り断熱工法時のはね出しバルコニー部の通気処置はこの様な収まり方としています
M邸は外張り断熱工法を採用しています。 建築体、外皮壁
-
重量感が半端ではありません
T邸は2階床根太が並び t=15mmラーチ 床合板が張られ始めています。
-
高気密住宅に薪ストーブ
薪ストーブ iPhone11pro超広角 薪ストーブ iPhone1
-
2物件で行われている付加断熱は、異なる種類の断熱材を採用しています
T邸とA邸 共に外断熱+充填断熱の付加断熱工法を採用しています。 屋根部は硬質ウ
- PREV
- かなりタフな1日でした
- NEXT
- 床暖熱工法を採用しています