ゼロエネルギー住宅
公開日:
:
最終更新日:2016/02/13
つれづれ
こんにちは、ハリマハウスの関山です。
気がつけば、あっという間に2012年に入りました。
おかげさまで、年始早々、お問い合わせを多く頂き
忙しい日々が続いています。
さっそくですが、省エネ関連の政策について
昨年末、国土交通省より、平成24年度 住宅局関係予算決定概要が公表されました。
その中で、住宅のゼロエネルギー化推進事業が盛り込まれました。
その目的とは
地球温暖化,民生部門のエネルギー消費量の増加に対応し、住宅の省エネ化をさらに推進
するため、ゼロエネルギー住宅の普及促進を図り、中小工務店におけるゼロエネルギー住宅の取り組み、高性能設備機器と制御機構等の組み合わせによる住宅のゼロエネルギー化に資する住宅システムの導入を支援する。(国土交通省、経済産業省 共同事業)とあります。
現時点での、補助限度額としては一戸あたり165万円と公表されていますので、
ゼロエネルギー住宅を検討したいという方には、気になる情報だと思いますので、
この政策については動向を追って調べてみます。
ここで、ゼロエネルギー住宅とは、何でしょうか?
国土交通省では、ゼロエネルギー住宅を
住宅の断熱性能等の向上に資する先導的な省エネ技術の導入や再生可能エネルギーの活用等により、年間の一次エネルギー消費量が正味 概ねゼロとなる住宅。
と定義しています。
具体例で表しますとゼロエネルギーのひとつの例として
簡単に表現しますと、
省エネ+創エネという考え方があります。
例えば、建物本体の断熱、気密性等の性能を向上させ、消費エネルギーを押さえ、
太陽光発電等の機器を利用して、光熱費もゼロにすること等が考えられます。
このような住宅が普及していくことによって、自然から採取されたままの物質を源としたエネルギーである一次エネルギー(※1)の削減となり、ひいては、枯渇性エネルギー(自然のプロセスにより、人間などの利用速度以上には補給されない天然資源)の削減につながるという考え方になります。
(※1)一次エネルギーはガソリン、石油、電気、都市ガス等といった二次エネルギーへと転換されて使用されます。
産業革命以降、枯渇性資源を主にエネルギーとして使用してきた歴史がありますが、
地球温暖化という問題は別として、現在の枯渇性エネルギーの使用量を持続していくと、後数百年という時間で、枯渇性資源は需要が超過して底をつくということも学者により、叫ばれていますので、
問題は深刻です。
その中で、今後、必要としていくエネルギーを更新性の資源にシフトしていくということが住宅に限らず他分野においても模索されています。
その住宅における、ひとつの考えがゼロエネルギー住宅の国の政策における普及に繋がっています。
そんな中 省エネにおける一連の政策を受け、正にエネルギーのあり方を考える世代に今いるんだということをより強く感じ入りました。
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