内なる自然
公開日:
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最終更新日:2016/02/13
つれづれ
あけましておめでとうございます。
ハリマハウススタッフの井上です。
本年もスタッフブログヘのアクセスの程をよろしくお願い申し上げます。
さて、人間を取り巻く温熱環境で快適とされるのは冬の室内温度18℃~23℃、夏の室内温度25℃~27℃くらいと一般的に言われています。
快適さには湿度も関係しますが、この温度帯が最も人体的消費エネルギー(健康に関わる体の負担値)を少なくする事が出来ると言えます。
しかし、室内温度がこの中にあれば快適かと言うとそうでもありません。
冬の外気温0度の時、室内温度が26度でも壁と床が8度だと体感温度はおよそ17度になってしまいます。
一方、壁が18度で床が25度だと室内温度が18度だとしても体感温度は19度となり室温が7度も低いのに体感温度は2度も高いと言う逆転現象が起きます。
これは、壁の断熱気密を高め、床暖房を行うからこそ得られる環境なのです。
それで体の負担を少なくし体内環境を快適に保つことが出来るのです。
寒いと言って一時的に室温を高くしても、暑いといって一時的に室温を低くしても快適では無い事を分かって頂けたらと思います。
地球上に広大な自然界があるなら人体の中には内なる自然が在ります。
内なる自然の環境を保つ為に暑くなったら汗を掻き、寒くなったらぶるぶる震えて体温を上昇させようと身体は反応をいたします。
これを一時的に空調で凌ぐ事は自然ではなく健康的ではありません。
ハリマハウスが目指すのは人間にとって自然が一番だと言う事。
木陰のような涼しさ、縁側の陽だまりのような暖かさです。
この心地よさなら健康生活は間違いないのです。
ある程度汗を掻く事も人間にとっては必要な事。
例えば、地球が暑いといって一気に冷やしてみたらどうなるでしょか?
自然形態が崩れ、人間で言うと病気になります。
ですから、住まいは人を「暑い」「寒い」からしっかり守り
少ないエネルギーでゆるりと温湿度管理し快適にする。
そこです。
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