換気について
公開日:
:
最終更新日:2016/02/13
つれづれ
こんにちは。
ハリマハウス関山です。
年内もあと少しですね。
来年に向け、家の大掃除と
年末は忙しくすごされる方も多いのではないでしょうか?
冬場は寒いので僕は普段あまり窓を開けたりはしないのですが、
さすがに掃除の時は埃が舞うので厚着をして窓を全開にしてから始めます。
そして時間が経ち、掃除も一息という時に、家の中の空気が入れ替わり
気分もより一層清清しい気分になっていたりします。
そして今回は換気についてです。
換気とは空気を入れ換えることを指します。
毎日、普通に過ごしていると、家の中は様々な問題が生じています。
一般的に空気の汚れと言われるもので、快適性を求める上で解決を必要とする、
ものです。
Ex.CO2濃度の上昇、匂いの発生、シックハウス関連のVOC、熱、湿気等
様々です。
空気の汚れが原因で生じる問題点としては
CO2濃度の上昇・・・・頭痛、息苦しくなる
VOC濃度の上昇・・・健康を損なう
匂いの発生・・・・・嗅覚に不快を与える
結露が発生しやすくなる、特に夏、室内に熱気が溜まり易くなる。
等があります。
そんなに家の中に問題が多いのであればどんどん換気をしてもっと換気量を増やせば良いじゃないか!
と考えてしまいますが、
換気量を増やすと次ぎに新たな問題が浮上してきます。
熱の損失です。
それは夏にせっかくエアコン等で冷やした空気も、冬にストーブ等でせっかく暖めた空気も単純に換気量を増やしてしまうと熱が逃げていってしまうのです。
これでは、エコではありませんし、とても効率が良くありません。
そこで、この相反する利益に対して登場したのが
熱交換型換気です。
これによって、換気による熱ロスを抑えることができるようになります。
一般的には熱交換型換気には
顕熱交換と全熱交換があります。
顕熱交換型では、排気から給気へ温度だけ戻します。
そして
全熱交換型では、排気から給気へ温度と水蒸気を戻すことができます。
また全熱交換では70パーセントの熱を交換できるそうです。
ただ一般的に24時間換気に全熱交換型換気を採用する場合
気をつけなければならないのが
全熱交換では水蒸気と一緒に匂いも戻してしまうため、
トイレや水蒸気が多く発生するお風呂等は局所換気としています。
また給気と排気が熱の交換等に必要なため、同じダクトを出入りすることになり、
ダクト内が汚れてしまうと汚染されている空気を供給することになります。
現時点では、熱交換型でセントラル換気を行うというのはメリット、デミリットを比べ甲乙付け難いというのが正直な所です。
でもうまくいけば大幅な熱損失を減らすことができるのですが・・・
うーん、とっても魅力的なんですけどね・・・・。
やはり第3種換気でしっかり計画的な換気を行い、家の中は輻射熱でお日様を浴びたような暖かさ。これが体感上、快適だなあと思います。
家の中で温度差が少ない高断熱高気密住宅であるので、乾燥をしやすいという点はよく言われますが、家を建てて頂いた御施主さまは加湿器を使われて、ご自身の最適な住み心地を調整されています。
加えて年内の私のブログはこれで最後になると思いますので、
2011年を締めくくるにあたり一言追記させて頂きます。
3月に発生した1000年に一度と言われる東北大震災、余震の続く毎日の生活の中で
改めて家族や身近にいる人の大切さを思い知ったという声を聞きました。
身近の方々の支えの中で いかに毎日を過ごしているかということを私もより一層
深く感じた一年となりました。
本年、皆様にはお世話になりました。
来年、皆様が
とっても素敵な一年を過ごされるよう、心より、お祈り申し上げます。
関連記事
-
省エネの勉強会に行って。
こんにちは ハリマハウス 関山です。 先日、最新省エネ施策動向ダイジェスト中国研修報告会にいってきま
-
「2014年 LIXIL展示会」
こんにちは。 ハリマハウス伊本です。 (ご無沙汰しております) リクシルの展示会、
-
やっと秋ですね・・・
こんばんは。 気がつけば、あっという間に9月後半ですね~。 体感的にはやっと夏の終わりが近づいてきた
-
武蔵野市で完成現場見学会を行いました。
武蔵野市で現場見学会が行われました。 9月に武蔵野市にてお引渡しを行った施主様の現場見学会を開催さ