暑さ対策 - 日射遮蔽
公開日:
:
最終更新日:2016/02/13
つれづれ
ハリマハウスの小鹿野です。
先週、八王子では月曜日から金曜日までの5日間連続で35℃を超える猛暑日が続いていました。
今週は暑さが少し落ち着きましたが、月曜日の最高気温は35.1℃でした。
「この暑い夏をどう乗り切るか・・・」
弊社の体験ハウスで実践していることを含め、紹介させていただきます。
皆様がより快適で健康的な夏を過ごすための参考になれば幸いです。
温熱環境要素
「暑い」と感じるのは気温が高いからと考えますが、気温以外にも温熱環境を左右する要素があります。
・気温 ※
・湿度 ※
・風速 ※
・放射 ※
・活動量
・着衣量
※環境に関する要素は、上の4つです。
弊社の体験ハウスは高断熱・高気密のため、窓を閉めていれば、外気の影響を受け難くなっています。
つまり、温熱環境要素の気温、湿度、風速には影響され難く、快適な環境を保ちやすいと言えます。
気温が30℃前後で湿度が低い日は、窓を開けて、自然の風を取り込んで、快適に過ごすことができます。
しかし、気温が35℃を超えるような暑い日は、窓を閉じ、1台のエアコンの冷房運転だけで、家全体を涼しく快適な状態にすることができます。
湿度が高い日は除湿だけすれば十分に快適に過ごせます。
(弊社の体験ハウスではダイキンのDESICAで除湿を行っているため、気温が30℃前後でもサラッとして過ごしやすい環境です)
また、扇風機やサーキュレーターを併用して風の流れを作ると、さらに快適になります。
放射について
弊社では自然の力を生かすため、冬の日射が入りやすいように南面の窓を大きくしています。
ただし、夏の陽射しは強く、快晴の日は、南面と西面に窓のある部屋は、強い日射(放射)熱により気温が上昇していきます。
(軒出を大きくすることにより夏の日射は遮蔽することができますが、ベランダ床等からの反射もあります)
(屋根や外壁については、断熱を強化し、通気層を設けているため、窓よりも日射遮蔽されています)
この窓からの「日射」を遮ることにより、室内環境を快適に保つことができるようになりました。
それでは、どのように日射を遮蔽したかと言いますと、、、
南面と西面の庇に「すだれ」を吊るし、室内側の「ハニカムサーモスクリーン」を下ろしました。
「すだれ」は室外で日射を遮蔽するので、室内に設置する「ハニカムサーモスクリーン」より放熱を遮ることができました。
それぞれ単体でも日射遮蔽効果はありますが、組み合わせることによって、より効果を高めることできました。
(断熱型のガラスは、断熱効果はありますが、遮熱型に比べて日射侵入率は高いです)
「すだれ」を外したり、「ハニカムサーモスクリーン」を開ければ、日射を取り入れることができます。
つまり、冬は日射で室内をあたためることができます。
他にも日射遮蔽部材として、よしず、外付けブラインド、オーニング、内付けブラインド、紙障子、カーテンなどがあります。
住宅の形状・条件に合った日射遮蔽部材を選択・組み合わせて、既築の場合でも、より快適な住環境を作ることができます。
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