現場に行ってきました。

こんにちは。ハリマハウスの橋本です。

最近、武蔵野市に建築中の現場を見る機会がありました。こちらの家は私が入社してすぐの頃に図面の変更作業(お施主様の要望を取り入れた間取りの変更等)を行った、いわば初めて本格的に関わった建物です。
この武蔵野市の家は、私が入社した頃には既に基本プランは出来ており、それを元にお施主様との打ち合わせ内容に沿って平面図や立面図を変更する作業をしていました。また、初めて一から展開図を作成するなど、苦労と同時に思い入れのある家でしたが、実は現場を見る機会がありませんでした。

現在でもまだまだ勉強中の身ですが、当時は建築の基本的なことすらわからず、つまずく度に教えてもらいながら作業を進めていました。何より経験不足のため、平面図から空間を立体的に想像することができず、展開図を作ることによって、やっとわかるという感じでした。

この武蔵野の家の図面作成作業が一段落して、それを先輩に引き継ぎ、私も次の家の図面作成に取り掛かりましたが、朝の社内での打ち合わせ時にこの武蔵野市の家の話が出る度に気になっていました。
吹抜の部分はどのようになるのか、苦労して展開図に書いた階段部分はどう作られるのか。
図面を作成している時に解らない部分は教えてもらい、大体このような形になるというのが理屈としては解るようになって来ましたが、まだ本物の建物を見る機会が少ないため実際のイメージが湧かないことが多く、だからこそ現場を見たいと考えていました。

そして実際に現場に行って実物を見ると、もちろん図面どおりなのですが、やはり私がイメージしていたものと違うと感じることが非常に多かったです。
現場の写真は見る機会がよくあるので、工事の進捗状況などは把握していましたが、それでも木工事を始めてからまだ一ヶ月位にもかかわらず、外壁も屋根も室内の間仕切壁も既に立ち上がっており、その職人技に感心したり驚いたりの一日でした。そして何より、自分も関わった図面の内容が現実の物となることに感動した一日でした。