省エネ建築診断士
公開日:
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最終更新日:2016/02/13
つれづれ
こんにちは、ハリマハウススタッフの井上です。
7月12日、13日にパッシブハウスジャパンが主催するセミナーに行って参りました。
セミナー内容が良く出来ていまして、世界的省エネ基準の動向もデータ取りも出来ました。
そしてセミナー中のテストを受け、合格すれば「省エネ建築診断士」と言う肩書きを貰えるとの事でしたので勇んで参りました。
国際規格ISOやEN、および温熱計算を細かく規定するDIN規格をベースとした厳密な温熱計算を行う「パッシブハウス・プランニング・パッケージ (通称PHPP)」からなるソフトをパッシブハウスジャパンが日本版にアレンジし開発し「建もの燃費ナビ」と言うPCソフトを出しました。このソフトから導き出す為の知識を持ったマイスター的役割を担う者が省エネ建築診断士なわけです。
この資格には公的効力は何も無いのですが、住宅を車の燃費に例え、計画中や現在住んでいる住宅の1年と通したエネルギーの消費量を見やすく明快にする事で断熱性や自然エネルギーを上手く取り入れた住宅がランニングコストを下げている事実を分かり易くお客様に伝える事が出来ます。
消費したエネルギー(電気や灯油などのエネルギー)が与える環境負荷(自然から頂く燃焼系エネルギー)をグラフで見る事ができるので限りある資源の消費量をいかに少なく出来るか仮想シュミレーションして導き出す事も出来ます。
このソフトを作ったパッシブハウスジャパンには共感できる理念が明快に組み込まれております。
ただ注意しなくてはならないのは、この指標に乗れば大丈夫と思うのではなく、あくまでツールの一つであり
快適性や健康適正効果に直ちに結び付いた物では無いと言う事。
物件ごとに熟考し、答えを導き出す事が最も重要な事だと思います。
今回、通風や日射の取得、コスト効率の良い設備選び、あらゆる点で弊社の取り組みの質の高さを実証できる機会にもなりましたし、とても気分の良い出会いだった事には間違いありません。
偉そうな事を沢山書いてしまいましたが、テストの結果をドキドキしながら待っている自分がいます。
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