川崎市の家のお引渡し
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最終更新日:2016/02/12
つれづれ
ハリマハウスの橋本です。
先日、完成した川崎市の家に行きました。お引渡し前のハウスクリーニングのためです。
工事中には何度か現場に行って拝見させていただいたのですが、完成してから実際に見るのは初めてです。
思い返せば、この川崎市の家の最初の図面を書いたのが今年の3月末でした。
まだ入社してから3ヶ月ほどの時期で、当時は先輩の指導の元、武蔵野市で計画中の家の各種図面を修正する毎日でしたが、この川崎市の家でははじめから家作りに関わることとなりました。
始めの基本プランのご提案は社長の名前で行いましたが、その後におこなわれたお施主様とのやり取りは私が行うこととなりました。
メールでのやり取りのため、お施主様からの質問などにも調べたり社内で検討(社長や先輩に相談)したりする時間はあったものの、当時まだ入社したばかりで家の構造などの知識が無い私にとっては、不安も多い日々でした。
当時は、職場の雰囲気にも慣れてきて気持ちに余裕が出てきた時期でもありますが、それ以上にお施主様とのやり取りを楽しいと感じるようになりました。
お施主様の人柄に拠る所も大きいのですが、それだけでなく毎日のように行った自分の名前でのお施主様とのやり取り(お施主様の指示を受けてプランを修正して再度ご提案する)で、自分も家作りに参加しているという気持ちが沸き、それと同時に責任も感じるようになって来ました。
そして、それにより仕事に対して「やりがい」を感じるようになって来ました。
現在私は建築の勉強のために学校に通っており、その期間をCADオペレータ(ひたすら図面を描く仕事)として働くことも検討していたのですが、お施主様とのやり取りを経験して、「設計」の仕事を続けてきてよかったと感じました。
そのようなことを思い返しながら当日はハウスクリーニングを行っていましたが、完成した室内の細部が当初の予定と違う所が結構ありました。
通常、プランが確定したら工事図面を作成して、それを元に工事を行うのですが、今回の川崎市の家ではプランの確定後にもお施主様からの要望に基づいて様々な変更が加えられました。もちろん、間取りを変更するようなことは出来ませんが…
それらの内容は先輩から聞いてはいたのですが、やはりプラン確定後の工事図面の作成は先輩にお願いしなければならず、毎日のように向き合っていたこの川崎市の家との関わりも薄れてしまい、寂しい思いをしていました。
川崎市の家はハウスクリーニングの翌日、冬の寒い時期に暖かい家に住むことを楽しみにされていたお施主様に無事お引渡しとなりました。
この川崎市の家と、先月お引渡しとなった武蔵野市の家からは色々な経験をさせてもらい、本当に勉強になりました。何より楽しく仕事をすることができ本当によかったです。
現在、この川崎市の家とは別の家ですが、構造図など工事に必要な図面の作成しています。
私も入社してもうすぐ1年になるのでそろそろ工事図面の作成を覚えていかなければと考えていてました。
先輩の指導を受けながら少しづつ作成しています。この1年間に工事の現場も何度か見せてもらったりして、家の構造も少しはわかるようになってきた為、やっと描かせてもらえました。
これからは家作りの最後までお付き合いできるようになれるために、頑張っていきたいと思います。
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