古材と時間と建築と
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ハリマハウスの関山です。
今回はある建材についてです。
御施主様が今回 選定された床タイルで
18世紀~19世紀にフランスの古城等で施工されたものを輸入して再利用するという建材がありました。
こちらは階段室のエントランス床に施工する予定になっています。
僕はこのタイルの建材のカタログを見て この昔使われていた古材を新しい建物に使うというモノの考え方は素敵だなぁと思いました
実際このように100年前の建材をもう一度新築の建築に使われる事はヨーロッパ等ではよくある事のようです。
エコの観点からいってもとても素敵な事ですし、
また時間に対しての敬いも感じます。
今まで当たり前のようにそこにあった建築がなくなり 新しい建築が建つ事は どこか嬉しいようなワクワクするような事もある反面 どこかさみしい気持ちになる事がよくあります。
また高齢者の方が今まで慣れ親しんできた家を取り壊し新たに家を新築すると痴呆が悪化するという事もよくあります。
それは新しい環境に変化した事による 過去の痕跡がなくなってしまった事によるストレスもあるのかもしれません。
(それは全ての人にとって例外ではないと思います)
ひいては建築に限らず都市においての歴史も同じ事が言えるのではないでしょうか?
完全にものの好みの問題ではありますが、ピカピカの新品も良いですが
過去の歴史の匂いがするものが好きだったりします。
新しい住宅や建物を建てる際に 古い建物を壊す前に残すべきもの そこにあった時間のために残すべきものを
注意深く見つけ 大事なものを残していける建物 新しいものの中に過去の思いを残す事
それが地球にも人にも優しい建物に繋がるんではないでしょうか?
そんな提案も素敵ですね
またまた勉強させて頂きました。
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