5分と眠れぬ夜。
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ハリマハウス 関山です。
先日,御施主様との打ち合わせの中で防犯という観点で特別に考慮したいという
御話がありました。
防犯は住宅を検討する時にやはり考慮しておきたい観点であります。
住宅は本来住まう人を守るものであるのですから当然の希求ですよね。
たまたま先日、朝出勤前に新聞を見ていると2010年に発生した傷害事件は前年比2.5%減の1067件。戦後最少を2年連続で更新した。ととある新聞に掲載されていました。
何となく実感はありませんが、戦後数十年で特に平和な世代に僕らは生きている事は間違いないようです。
しかし
反面、住宅への侵入窃盗犯罪は約8万5000件。およそ、平均6分に1件の割合で発生しているという現実もあるとの事。
やっぱり油断はできません。
では建築においてどんな事が対策として可能なのでしょうか?
様々な解決策があると思います。
窓ガラスを破っての侵入が一番戸建住宅では多いそうです。
そのためガラスを強化する事は有効です。
例えば防犯ガラス,防犯フィルムを貼る、窓ガラスをペアサッシしガラスの枚数を増やす。
などです。
ここで大事なのが5分は窓ガラスの破損に時間を稼げる事です。
(5分とは約70%の泥棒が「侵入するのを諦める」時間とされています)
他にも面格子を取り入れ人の侵入を防ぐ、外構計画の照明で人感センサーを計画的に取り入れる,防犯上望ましい立地の購入、防犯カメラの設置
警備会社のセキュリティーシステムを利用するなど様々なものがあります。
今では長所、短所ありますが様々な対策、道具が溢れていますので いろんな選択が可能です。
話しは遡って武士という刀を持ち歩く事が合法とされていた戦国時代のむかしむかしの日本では今よりも防犯においてきっと眠れぬ夜を過ごしていたのかなと思います。
以前京都に建築の勉強に行った際に 日本家屋には玉石を多く庭に採用している家が多くあり、見た目も良く、その石と石の摩擦音が個人的に気に入っていたため私はよくそのザクザクという触感を楽しむのですが
これも防犯上人の侵入を感知するための機能があるという事を教えられ、(防犯ジャリで鳴き砂利という良く鳴く砂利もあるそうです。)
先人の方々の知恵にしばらく頭が上がりませんでした。
一つの部材の選定においても防犯だけをピックアップしても奥がまだまだ深いものです。
終わりなき、最高の家を目指して、防犯について再考の一日でした。
それと
当社では家作り全般について、
工法、性能等など
客観的に意見を伺いたいという
御相談の問い合わせも個人、法人問わず、皆様からよく頂いています。
家作りに迷ったら
ハリマハウスまで、御気軽に御連絡、御相談お待ちしています
→TEL 042-692-4350
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