1液型発泡ウレタンフォームスプレー缶タイプ
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断熱・気密処理, 断熱材, 樹脂サッシ 1液型発泡ウレタンフォームスプレー缶, 防火樹脂窓
M邸の防火樹脂窓、窓廻り
樹脂窓フレーム部と建築体開口部の間には
10mm前後のクリアランススペースが設けられています。
充填断熱工法・外張り断熱工法
どちらの場合にもこの「スペース」には1液型発泡ウレタンフォームスプレー缶を用い
吹き付けています。
ちなみに現場発泡充填断熱工事を行う場合、
この作業は発泡断熱材吹き付けスプレーヤーさんに任せています。
スプレーガンのトリガーの引き具合により、ウレタン吹き付け量(タッチ)が自在に変化します。
ノズルの吹き付け角度によって、内部に静止空気層を形成しつつ且つ表層のみ
或いはスペース全体に「密」に充填も行えます。
スプレーし易い幅は、10mm前後が素早くスプレー可能な幅です。
広面積のスプレーは一気に行おうとすると内部に大きな空気層を形成させしまいます。
モルタルの「ドカ付け」と同じ現象も起こります。
1〜4mm幅の極細なスペースには、「充填」と言う目的でのスプレーは絶望的となります。
スプレーガンのトリガーの絞りを、ダブルアクションエアーブラシの様な微細なタッチで表現出来るのなら可能でしょう。
そのタッチとは、現場と言うより芸術のフィールドで求められる域でしょう。
ウレタンフォームスプレーを行う場合、表層のみウレタンフォーム発泡でスペース内へ静止空気層形成よりも
スペース内全体を発泡ウレタンフォームで「密」にするイメージでスプレーしています。
スプレー後、はみ出たウレタンフォームはカットします。
ウレタンフォームスプレーが切れ、新しいウレタンフォームスプレー缶を装填した当初のうちは
トリガーの絞りよりも発泡ウレタンフォームスプレー過多となってしまう傾向にあります。
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