換気ダクトホースの配管時は、インターチェンジのレーンを意識してます

I市で新築中のT邸

屋根裏部屋へ配置している 24ｈ換気システム

本体本設置、各ダクトホース接続を終えました。

24ｈ換気システムは、LIXIL　エコエア90を採用しています。　https://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/ecoair90/

本体は床直置き

取付マニュアル「天井吊り込み」のケースを参考に、現場アレンジしています。

ダクトホースの接続が終了するまで、自作の台車に本体を載せています。

ダクトホースをしっかりと接続するには、本体が自在に移動出来た方がより完全に接続出来るからであるという理由からです。

RA６分岐チャンバーも完全に接続終了しました。

125Φダクトに関しては、アルミ製は採用していません。

いろいろと探して来たところ、125Φ「樹脂断熱ダクトホース」に落ち着きました。

一番最初はアルミ製ダクトホースで配管作業を行いました。

だけどね、

裂けたんですよ…

アルミ製、配管時にほんの少しのつもりでダクトホースへ負荷をかけたら

裂けたんですよ。

以来、アルミ製は一切信用していません。

断っておきますが、ここでは「断熱仕様ダクト」である必要はありません。

ではなぜ断熱管を採用しているのか…

OA/EA/SA/RA 達のダクト配管時、配管の「曲げ」は緩やかな曲がりを心掛けています。

自動車の交通で言う「インターチェンジ」のレーン形状を作成するイメージです。

高気密・高断熱住宅における24h換気システムは空調のバランスが肝。

「滞り」を発生させてはプロとしてはダメだと考えています。

エコエア９０のSA口は125Φ

断熱樹脂ダクトホースは「断熱材」と言う肉が付き、自身には曲がりに強い姿勢を真っ直ぐにしようとする「コシ」があります。たとえ施工者が90度に折り曲げたくとも、簡単には曲がってくれません。

そんな理由から125Φダクトはアルミ製を排除し、樹脂断熱ダクトホースを採用しています。

T邸では『YUCACOシステム』と言う空調概念を取り入れています。

YUCACOシステム　https://www.yucaco-system.com/

24h換気システム、SA気は屋根裏部屋へ一括供給を行います。

屋根裏部屋で一括供給されるSA気は、同じく屋根裏部屋へ設置したエアコンの冷暖気と撹拌され屋内各居室へパイプファンを伝い供給させる仕掛けです。

屋根裏部屋へ設置されているエアコン本体近くへ24h換気SAサプライ気口を設けています。

SA気口はシャッター付き150Φグリルを採用しています。

効率良くエアコン気と撹拌される様に、シャッター付きを選定しています。

エコエア９０本体から125ΦSA配管を経て、150Φシャッター付きサプライグリル口から供給されるには、ダクトホース125Φ管から150Φ管へ変換させる必要があります。

そこで150Φ　⇔　125Φ　片落管をダクトホースへ割込ませます。

SA125Φダクトホースは途中から片落管により、150Φ樹脂ダクトホースへレーンチェンジされます。

この時も、例外なくダクトホースの曲げは緩やかに配管します。

24h換気システム、OA/EAダクトホースは断熱仕様のホースを採用しています。

ダクトホースの配管時は「ゆるふわ」っと

いいかげんに行う様にいつもしています。