床下AC気、ろ過して給気

基礎外側断熱工法での床下AC採用

床置型ハウジングエアコン暖房気を床下（基礎内）へ送風し、パイプファンにより３ヶ所から引っ張り出します。

言い方が悪いようですが、床下AC気を基礎内より排出させると言う方が解り易いでしょう。

「基礎内気が居室へ出る」ということは、その空気を呼吸するということになります。

この事実が実務者（僕個人）として相当抵抗があり、我慢出来ずに本物件でお客様へこう申し上げました。

「お子さんに吸っていただきたいものではありません」

代案として、床下AC気を収納内・洗面脱衣所・玄関各所へ排出させ、第一種全熱交換型24h換気システムのRAで吸い取り、熱交換後に居室へ給気する仕組みを説明し、お客様も納得なされました。

床下AC気を、

床下パイプファンで吸い取り、

床下AC気を収納内・洗面脱衣所・玄関各所へ排出させ、

第一種全熱交換型24h換気システムのRAで吸い取り、

第一種全熱交換型24h換気システムでの熱交換後に居室へ給気させます。

とは言ったものの、せっかくの床下暖気恩恵を居室へダイレクト供給とせず、24h換気システムへと一旦迂回させた場合、どの程度熱ロスをもたらすのか…

（もしかしたら、熱源を床下ACメインとした住まいへ本末転倒をもたらせてしまったかも知れない）

その日の夜、自責し、心情を会社へメールしました。

翌朝、出社した直後、社長はこう言いました。

「今回はあれでいってみようよ」

床下気は、

「お子さんに吸っていただきたいものではありません」