「備えあれば憂いなし・・?」
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工事記(こじき)
こんばんは。
ハリマハウス 伊本です。
「家」は様々な工程が積み重なって完成して行きます。
それらの工程をタイミング良く段取りするのは、簡単な様でなかなか大変です。
年明け早々、発泡断熱材の吹き付け施工を行いました。
ハリマハウスでこの断熱工法を採用するのは初めてです。
施工業者さんからの下準備要望は15項目。
初めての断熱工法に向けての下準備、年末年始。
当初の工程より、施工日を3週間スライドさせました。
ハリマハウスでは、外張り断熱(外断熱)も充填断熱(内断熱)も行っています。
どちら共、気密を高める事を最重要視しています。
建方工事中(躯体工事)に気密シート&気密テープ処理をしておかなければならない部分は以外と多いものです。
今回、躯体工事ではシート&テープ処理は一切行いませんでした。
写真、胴差部(コードのぶら下がり後方)には隙間があります。
根太(床板を支える木材)が屋内から屋外へ延びる構造です。
屋内から屋外へ木材を貫通させています。
明らかな「隙間」が存在しているのです。
蛇足かも知れないと思いつつ、建築体胴差部四方全周へシーリング処置を施しました。
私はこれまで、ハンドガンタイプの発泡ウレタンを吹き付けて来ました。
便利な断熱材ですが、スカスカな印象です。
カマキリの卵の様です。
発泡断熱材もスカスカな想像を持っていました。
発泡断熱材が、断熱性能と気密性能を高めているとは・・
半信半疑でした。
モコモコしてからの隙間埋め処置は難儀です。
以上の理由から、胴差部へのシーリング処置を行いました。
施工当日、業者さんにお願いしました。
「胴差部にもガッツり吹き付けて下さい」
発泡断熱材の吹き付け片は、かなりキメ細かいものでした。
ウレタンフォームの様な硬さはありませんが、同様なキメ細かさです。
吹き付け作業を眺めると、吹き付け材が膨張し隅々まで入って行っています。
施工業者さん曰く、「気密は取れ過ぎるくらいですよ(笑)」
あまりにもキッパリ答えられたので、胴差部全周へシーリングしたことは黙っておきました・・。
「家」は様々な工程が積み重なって完成して行きます。
それらの工程をタイミング良く段取りするのは、簡単な様でなかなか大変です。
ハリマハウスはこれからも新しい「挑戦」を続けて行くでしょう・・
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