換気経路へはYUCACOシステムの概念を採り入れています
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24時間換気システム 24時間換気システム, YUCACOシステム, 全熱交換換気
ハリマハウスでは24時間換気システムの施工を自社で行っております。
第1種換気と第3種換気
と様々なタイプのものを取付ています。
第3種換気システム取付を行ったのは2014年
以来、第1種換気システムの採用が主で全館調湿・換気ユニット、全熱交換換気ユニット、
ダクトレス換気ユニット取付も行って来ました。
2015年より、換気経路設計の際、yucacoシステムの概念を採り入れています。
ハリマハウスでのYUCACOシステムの採り入れ方のスタンスとしては
「空調経路の工夫により館内の冷暖房環境や湿度を調湿し良くしてゆこう」
と言う趣旨です。
現場での例でお話しして行きます。
システムバスは換気口を2口設けています。
ひとつは24時間換気RA口として24時間作動しています。
もう一つはシステムバス浴槽内のお湯を加湿源として利用する加湿専用換気扇です。
YUCACOシステムの概念から発案されています。
加湿専用換気扇と言っても、システムバスの標準搭載となる換気扇を利用します。
加湿は冬季で主に行われます。
システムバス内気は換気扇を経て屋外へ排出されるのが一般的です。
この排出経路を屋内へ転向させ、浴室浴槽内のお湯を利用し加湿器の役割とさせます。
「排出(排気)経路を屋内に?!」となにか悪いイメージですが、浴室は24時間換気のRAがメインとなりフォローしています。
一応、浴室換気扇(YUCACO換気扇)本体のシャッター写真もシェアしておきます。
システムバスの加湿換気扇気は小屋裏部屋へ供給されます。
小屋裏部屋を供給個所としているのは一例です。
24時間換気システムのSAは各居室へ個別配給されるのが一般的ですが、
SA気を小屋裏部屋へ一括給気させています。
小屋裏部屋へは冷暖房設備エアコンも設置されます。
加湿気・SA気・冷暖気が小屋裏で交差します。
それらの撹拌気を今度はパイプファンで館内各居室へ供給します。
写真、丸印以外の個所が各居室供給ファンとなっています。
居室供給ファンは100Φの中間パイプファンを採用しています。
小屋裏部屋から吸気され、各居室へ送風される仕組みです。
カウンターアローファンを採用した理由としては、
小屋裏部屋吸気口・館内各居室給気口からの送風機音の可能な限りの排除を狙っているものです。
供給気量が不足する場合は、カウンターアローファンを150Φ型へとアップグレードしました。
150Φ中間パイプファンを採用するにあたり、100Φのダクト管で配管→片落管 150Φ ⇔ 100Φ を利用し
ファン本体接続を行いました。
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