蓄熱式床暖房システム、蓄熱コンクリート体には当然伸縮が発生します
M邸に特注防火樹脂窓(パティオドア)2組が納品されました。
早速取り付けを行い、M邸は大小開口部(気密性能の次元での隙間も含みます)
が完全に塞がりました。
木工事は建て方作業・建物外皮部の断熱処理作業・通気処理作業が終了し
内部造作作業が開始されました。
特注寸法の集成材カウンターを設置しています。
2階床、フローリング張り作業も開始されました。
2階・小屋裏床の下地は構造合板です。
1階床下地は蓄熱コンクリート
フロア材は接着剤を使用し蓄熱コンクリートへ直張りを行います。
蓄熱コンクリート表面の粉気(粉塵)を掃除機を用い除去し
プライマー塗布処理を行っています。
コンクリートやモルタル表層へ
左官上塗り材やタイルなど、相対する接着物の接着増強を促す接着促進剤としては
造膜型が多く採用されています。
蓄熱式床暖房システム、蓄熱コンクリート体は温度の変動が生じます。
一般的な建築木下地床部とは環境が異なります。
建築のセオリーは、「固める」という概念があります。
個人的な考えを話させていただきます。
建築体(下地)に、温度変動により収縮がある場合
「動き」のある場合
仕上げ材は動きに追随する、或いは実用強度以上に密着しない
極端に申し上げますと床材なら畳の様な「敷いてあるだけ」と
その様な発想もありだと考えています。
蓄熱コンクリート体への接着増強処理としての
コンクリート表層への処理を造膜型ではなく
浸透型へと変えてみようと考えています。
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