平成26年度住宅のゼロ・エネルギー化推進事業に採択された、東京都八王子市のS邸が完工し、実績報告書を提出していましたが、決定通知書が届きました。
申請はすべて自社で行ったのですが、建築確認申請よりもかなり大変な作業でした。
165万円の補助金に対し35万円の申請手数料を頂き、一人の社員が延べ30日位時間を使ったと思います。
前向きにとらえれば、一次エネルギー消費量の計算は手計算で行うため、より深く外皮平均熱貫流率、外皮平均日射熱取得率などを理解できた事でしょうか。
熱計算ソフトQPEXで計算した数字と比べ、外皮平均熱貫流率は0.43w/㎡kで、全く同じ数字でしたが、外皮平均日射熱取得率は1.8で、QPEXの1.4と違っていました。これはすだれなどの日射遮弊物を計算上入れるか入れないかの違いからくるものです。
平成27年度は申請方法が変わり、地域型住宅グリーン化事業の枠組みの中で、長期優良住宅100万円、ゼロエネルギー住宅165万円、認定低酸素住宅100万円の補助が受けられ、さらに地域材を過半に使用した場合は20万円が加算されます。
弊社では平成27年度の地域型住宅グリーン化事業に取り組んでまいりますが、今までは軸組工法の枠しか持っていませんでしたが、枠組壁工法にも対応できる見通しです。
ただデメリットとして、申請後に大がかりな変更ができないこと、使用したくないものでも使用せざるをえない機器などもあり、概要を細かく把握して申請するのかどうかを決定していただきたいと思います。
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