12月に入り寒くなってきましたが、省エネで全室20℃以上を維持し、暖房費を気にすることなく生活したいですね。暖房エネルギーを減らすためには、Q値を小さくする事と、日射熱の取得がカギになります。Ua値が小さくても、換気からの熱損失が大きいと暖房エネルギーは減らせません。第一種熱交換換気を採用します。日射熱取得を増やすためには、南面の窓を大きくとり、日射取得率の高いガラスを使用します。そして東面と西面、北面は日射遮蔽型のガラスを使用して夏の日射を防ぎます。日射取得率の高いガラスを使用している南面の窓は、庇、すだれ、外付けブラインドなどで、夏の日射遮蔽を考慮して計画します。東京都日野市で工事中のK様邸のUa値は0.36w/㎡kですが、暖房エネルギーは8.87kwh/㎡で、ヨーロッパで普及しているパッシブハウスの15kwh/㎡以下の基準より小さくなりました。(Qpex 4.30で計算)