東京都日野市で、平成10年夏に完工したI様邸のリフォームを7月から始め8月末で完成しました。

リフォーム内容は主に以下の4項目です。

1、木製サッシを樹脂サッシのトリプルシャノンに交換。

2、外壁の窯業サイディングを金属サイディング「ガルスパン」に張替え。

3、屋根材のカラーベストをガルバニウム鋼板屋根「Tルーフ」に葺き替え。

4、電動外付けブラインドで日射遮蔽。

20年前に完工し、お客様を何度もご案内させて頂きましたが、其の後は何事もなく、十数年ぶりにご連絡を頂き計画を進めました。

I様は若くして会社を興し、バブルの絶頂期に惜しげもなく会社を売り払い、多くの資産を残した成功者です。20年前にハリマハウスで自宅を建てましたが、高断熱・高気密住宅に興味があったことは確かです。しかし、この先どうなるかわからない創業3年目のハリマハウスをなぜ選んだのかはいまだに分りません。

建築関連の会社を経営し、工務店の出入りも多かったようで「職人の仕事ぶりを見ていると、会社の状態が良くわかる」と言っていました。景気の良い工務店の社員や職人は、いつも楽しそうに仕事をして、休憩時間なども仲間と笑い声が多く聞かれるようです。仕事の少ない工務店の職人は声が小さく、笑い声も少なく、無愛想だそうです。

今回のリフォームは、計画までは私がお打合せをしていましたが、工事が始まると監督の伊本社員と職人に任せきりでした。

無事完成し、現金主義のI様邸へ集金にお伺いする段になり、経営者の目で見たこの工事をどのように感じたのか。緊張しました。

「工事が始まってからは集金しか来なかったね」といきなりI様らしい切出し「しかしいい職人さんを集めたね。今まで何回か外壁塗装などを近くの会社にお願いしたのだが、お茶出ししてもお礼などなかったのに、挨拶が素晴らしい職人さんばかりで、気持ち良くリフォームができた」と言っていただきました。

ありがとうございました。