体験ハウスを建てるまでの営業活動は、主に建築現場見学会でお客様を集め、そしてお客様のお宅にご案内して住み心地を聞いて頂きました。

特に八王子市みなみ野の小林様にはお世話になりました。毎週のようにお客様を案内しても、快く迎えていただきました。

現場見学会のチラシは自分で作成して、印刷屋さんに持ち込み、出来上がると新聞販売店まで持ち込み折り込んでもらっていました。かなり営業経費削減になったと思います。
今でもなるべく経費をかけずに集客するようにしています。

快適さは説明するより体験していただくことが一番です。お客様の家にご案内してはいましたが、体験ハウスを建てようと創業時から考えていました。

2001年3月、毎年確定申告のお手伝いをしている横谷様邸に向かう途中、滝山街道沿いに国有地の売地看板を見つけました。約50坪で1820万円でした。

現金決済なのですが、何とかなるだろうと申し込み、3名の入札者のなかで抽選で当選しました。しかし決済までに400万円どうしても足りません。やむを得ずお客様にご相談したところ、3名のお客様から400万円借りることができ、2001年6月15日何とか決済を済ませました。

一日も早く体験ハウスをオープンするために、各職方にも協力して頂き、連日多くの職人に夜遅くまで工事をしてもらいました。

工事車両が多く、すべての駐車スペースがありません。隣で梨園を経営しているH様が、見ず知らずの私に「どうぞ私の家の庭に停めて下さい」と言ってくれました。

思い返せば多くの方にお世話になり体験ハウスを建てることができたと思います。

そして2002年1月1日の朝刊に折り込みチラシを入れ体験ハウスをオープンさせました。