高断熱・高気密住宅専業工務店として創業18年、気密測定も18年前から行なっています。
当初は軸組工法の充填断熱で、気密シートを二重にしても、相当隙間面積C値を1.2c㎡/㎡位しか出せない現場もありました。
気密施工では、外張断熱工法の優位性が解り、外張断熱の現場が多くなってきました。
そして外張断熱で気密施工のポイントは壁と屋根の繋ぎ目で、気密シートで補強すれば、地震で変形しても安全だと解ってきました。
ここ10年位はコンスタントに相当隙間面積C値が0.2c㎡/㎡~0.4c㎡/㎡位を出しています。
そのような訳で、最近の気密測定は確認するためで、施工の邪魔にならない完成後に行なっています。
今回の気密測定はこの事が裏目に出てしまいました。
第一種熱交換換気の室内側の給気口と排気口をテーピングして気密測定を行なったのですが、本体からかなり漏気していました。
なので、外部の給気口と排気口をテーピングして漏気を防ぐのですが、屋根裏に設置した第一種熱交換換気の外部の給気口と排気口は地上7m以上の高さにありテーピングできません。
測定結果は、相当隙間面積C値0.59c㎡/㎡で、小数点第二位を四捨五入してC値0.6c㎡/㎡となりました。
足場のある時期に測定してテーピングしていれば、C値0.3c㎡/㎡~0.4c㎡/㎡と予測され、大いに悔やまれる気密測定となりました。