建築前の打合せをしているK様は漆喰壁を希望され5年前に弊社で施工した漆喰壁の家をご案内した。いつも不在がちなご主人も珍しくご在宅でK様に住まい心地を語り自ら案内して頂いた。
ハリマハウスの5年前は外張り断熱を採用して3年位経過し、棟梁と工夫を重ね気密性能の相当隙間面積C値は0,1c㎡/㎡前後を出していた頃で高気密住宅の性能値では一番良かった頃だ。
その後自然エネルギーを積極的に取込むために窓と天窓の面積が増え相当隙間面積C値は0,3c㎡/㎡前後になっている。熱損失係数Q値の計算もこの頃から始め第三種換気を使い1,4W/㎡kから1,2W/㎡k位の計算値で推移している。
風圧を受けた玄関ドアを開ける時の風の音は新築時と同じだ。いつも乳母車で打合せに来ていたお嬢様はもう5歳でお菓子を持ってきてくれる。結露せず寒さ知らずの住まい心地を確認されたK様もお嬢様と楽しくお茶を頂いた。
塗り壁は汚れやカビで新築後すぐに汚くなる場合がある。結露しない建物構造にして強アルカリの自然素材を使い雨仕舞いに気を付ければ、いつまでも美しい外観を保つ味わいある外壁材だ。