お客様宅の玄関に入る。室内空気の違いが良く解るのは入った瞬間だ。
お客様の隙間相当面積「C値」は暗記している。創業初期の頃の1,5前後から外断熱に移行後の0,09までの空気質は微妙に違う。あるお宅で少し匂いを感じたので点検させて頂いた事がある。
24時間計画換気が上手く機能していないと推測し、まず排気口を点検した。排気口は問題なく吸気口を点検する。
吸気口のフィルターの上に紙がかぶせてあり殆ど吸気していないことが解る。ご主人が花粉症で少しでも花粉が入らないようにかぶせたそうだ。
建物全体の換気が出来ず淀んだ場所が結露して匂いを呼んだのだ。花粉の時期は花粉フィルターに交換するように勧める。
お客様に教えて頂くことも多くある。
高断熱高気密住宅の室内は乾燥する。加湿器を使えば良いのだが電気代が掛かる。そこでオブジェにもなる水盤に水を張り自然蒸発により加湿する。その水を取替える時は室温になっており観葉植物の水遣りに適しているそうだ。
そのような色々な情報を伝達し共有することがお客様の快適生活に役立つ。
6767.jpg