2017年11月17日午前8時、体験ハウス室内の温度と相対湿度、外気の温度と相対湿度、第一種換気設備「デシカ」給気側の吹き出し温度と相対湿度を測定しました。

体験ハウスの室内温度は23.5℃、湿度は30%です。外気温は5.7℃で、湿度は64%です。

デシカ給気側の吹き出し湿度は43%です。

デシカ給気側の吹き出し温度は21.3℃です。

熱交換しないデシカですが、5.7℃の外気を導入して、21.3℃で室内に吹き出しています。23.5℃の室内空気を排気して21.3℃で戻しているのですから、熱回収率は90%となります。潜熱の回収と、デシカ素子を冷やすヒートポンプから出る熱も室内に戻していると思われます。

外気の5.7℃で相対湿度64%の空気が21.3℃まで上がると相対湿度は約25%です。デシカからの給気の吹き出し湿度は43%ですから、18%加湿しています。

第一種熱交換換気設備と同等の熱回収率です。

導入費が100万程度嵩み、使用電力量も月平均3,000円程度多くなりますが、除加湿された室内の快適さを経験すると、これから新築を考えている方にはお勧めしたい設備です。