2017年1月11日に新住協東京支部の研修会、新年会が開かれました。

研修会では、石間建築設計事務所、㈱鈴木工務店、ハリマハウス㈱、(有)山善工務店、の4社が施工事例を発表しました。

ハリマハウスの施工事例は、2015年に完成した東京都八王子市のN様邸を発表させていただきました。harima-J仕様にデシカホームエアを搭載した建物です。

研修会では鎌田先生の鋭い指摘が有名ですが、あの西方設計の施工事例にも容赦なくダメ出しをする姿勢は素晴らしいものがあります。西方設計ほどの実績のある設計者には、どうしても遠慮勝ちになるものですがそれがありません。

そのような訳で、ハリマハウスの設計事例にもいくつかの指摘を頂きました。

1、harima-J仕様は2X4工法の外張り断熱ですが、充填する空間が空いているのだから高性能GWでも充填すれば性能が随分と違ってくる。もったいない。

2、蓄熱式床暖房の下に床断熱材としてスタイロフォームⅡを50㎜敷いていますが、この部位をもう少し断熱アップした方が良い。75㎜厚程度になれば熱損失がかなり違ってくる。

3、外張り断熱材の貼り方はメーカーのスタイルではなく、横桟を入れて貼ってしまえばビスが短くて済む。

4、デシカについても言及され、考え方によるが良い換気機器だと思う。価格は高いが得られるメリットは多い。

大まかには以上の指摘を受けました。

今後、棟梁と社員で話し合い、そうする事のメリットとデメリットを上げ、そのまま取り入れるのが良いのかどうかを検討したいと思います。

鎌田先生、会員の皆様、ありがとうございました。

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