東京都日野市で行っている断熱改修工事はほぼ完成しました。

改修工事を行った建物は、今から30年ぐらい前まで営業していた東芝住宅の鉄骨プレハブです。

アルミサッシを樹脂サッシに交換し、その外側に日射取得用のオープンスライディングサッシを取り付け、夏の日射遮蔽のためにルーバー雨戸を取り付ける部位と、アルミサッシはそのままで、外側に樹脂サッシを取り付ける部位に分け工事を行いました。

お客様の望まれる温熱環境から様々なご提案をさせて頂いたなかにデシカホームエアがあります。

湿度コントロールができる快適な室内を希望され、その前提となる気密工事をしっかりと行い、相当隙間面積C値で2.0c㎡/㎡を切ればデシカを導入する計画でした。

床断熱はそのままに、基礎内断熱にして床下換気口は塞ぎ、土台部分の気流止めをしっかりと行いました。そしてコンセントボックスは発泡ウレタンで隙間を無くし、気密の取れていないサッシ枠に気密パッキンを取り付けました。

気密測定を行い相当隙間面積C値はなんと6.2c㎡/㎡。誠に残念でしたが、デシカの設置はあきらめました。

新築工事では相当隙間面積C値はコンスタントに0.5c㎡/㎡以下で施工していますが、断熱改修となると、まだまだ経験不足であると痛感した次第です。

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