薄曇の7月30日、朝6時の地表面や体験ハウスの屋根面の温度を測定してみると21℃~22℃である。昼間の屋根面は晴れると70℃近くまで上昇するが放射冷却により21℃まで下がっていた。
放射冷却により冷気がつくられている。その冷気を夜間取り込む。そのためには夜に窓を開け寝ることになり防犯対策が重要になる。そして昼間の通風と違い建物の躯体を冷やすための通風なので冷気の入りやすい窓から躯体に蓄冷する。
木造の建物の熱容量はさほど大きくはないので室内に熱容量の大きな物が必要だ。ハリマハウスでは一階床全面に蓄熱コンクリートを設け床蓄冷している。
床蓄冷した一階床の朝は26℃。30℃以上の外気を通風させても夕方までに1℃しか温度は上昇せず蓄熱コンクリートの熱容量の大きさがよく解る。
 明日はヒートポンプで蓄冷した「散田のガレージ付シダーハウス」において予約頂いたお客様を対象に涼房体験会を行う予定です。