暑い日が続く7月24日のお昼頃、昨年4月に完成し自立循環型住宅の建築例となったE様邸へお邪魔した。この建物の熱損失係数Q値は1.24w/㎡℃で隙間相当面積C値は0.5cm2/m2である。
夏は基本的にエアコンを使用せず日射遮蔽し風を入れている。日射遮蔽の工夫も昨年より進歩しているようで、目新しいシートで南面の天窓からの熱を防いでいた。
南面の天窓はエアコンに頼る閉鎖型の高断熱・高気密住宅では設置しない方が無難だ。天窓からの日射熱をエアコンでは防ぎきれない。
夏期開放型の高断熱・高気密住宅では天窓の周りを風が通り抜け天窓からの日射熱は気にならなくなる。そして年間を通してみると光と太陽熱の取得に10ヶ月はプラスに働く。
この建物の特性をよく理解され工夫しながら住みこなしている様子を垣間見させて頂き足取り軽く帰社した。