冬季の日射熱利用

日射熱の利用は、取得熱量を増やす(集熱)、取得熱量の損失を抑える(断熱・気密)、取得熱を有効に利用(蓄熱)、の手法を用いて行う。
夜はシャッターやカーテンで開口部の熱損失を防ぐ。
集熱)   南面窓の開口率を延べ面積に対し15%程度とる。
断熱・気密)熱損失係数Q値を1.35W/㎡k(換気回数0.5回/h)以下で設計する。
隙間相当面積C値を0.5cm2/㎡以下で施工する。
開口部は木製またはプラスチックサッシ+低放射複層ガラスとする。
蓄熱)   1階は土間床普通コンクリート220㎜厚に開口部から直接蓄熱する。
二世帯住宅では2階床にもコンクリートを45㎜全面打設し蓄熱床にする。遮音性能も格段に上がる。
日照障害なし。南面窓、真南±30度以内。
上記の内容で暖房エネルギー削減20%程度。(自立循環型住宅への設計ガイドライン レベル3)
南面窓の開口率を20%まで上げれば暖房エネルギー削減40%。(自立循環型住宅への設計ガイドライン レベル4)です。