先月から設計打ち合わせをしているお客様は、一条工務店でプラン依頼をして検討していましたが、要望している間取りで設計できない事と、イレギュラーな形状から工事費が大幅に上がり検討を断念した方です。

現在工事中のお客様も、一度は一条工務店を検討していたようです。

家を建てようとして調べていくうちに、高断熱・高気密住宅が良いとなれば、まず一条工務店の展示場を訪れるのでしょう。そしてそのまま建てられる方も多いのでしょうが、北側斜線制限で建物が南に寄ってしまい敷地の有効活用ができなかったり、要望している設備機器を入れられず、計画を断念した方がハリマハウスを訪れてきます。

私はハウスメーカーで営業していましたのでよく解るのですが、営業も現場監督も決められたノルマがあり、それをこなしていかなければなりません。

設計から見積に至るまで決められたルールがあり、その範囲内で検討して頂ければスムーズに後の工程へ繋げられます。お客様にそのことを理解してもらうのが営業の仕事です。

高気密住宅研究所の鵜野日出男先生は、一条工務店に対抗するために、高断熱・高気密住宅の工務店は価格で対抗できるようにと言っています。そのためにセミオーダー型の商品で設計と施工の手間を省き営業している工務店もあるようです。

ハリマハウスは完全自由設計の高断熱・高気密住宅専業工務店としてやってきました。これからも変えるつもりはありません。

一軒一軒、ご要望に合わせた設計をして、設備もすべてご要望通りの設備を入れ、何度もお打ち合わせしながら練り上げていく邸別設計。時間と手間がかかります。お客様も同様に時間と手間がかかります。

行違いや、間違いが全く無いわけではありませんが、すべてのハリマハウスのお客様は、お伺いしてお話を聞けば、楽しそうに計画中の話や入居後の住み心地を話していただけます。

やはり基本的には満足していただいているようです。

そして一軒一軒ご要望に合わせた設計と施工を行うことは、決められたルールで同じような建物を設計施工しているハウスメーカーとは、積み重なったノウハウが違ってきます。

その積み重なったノウハウから、高断熱・高気密住宅のポテンシャルを生かした設計と施工を行うことがお客様にとって大きな利益になると思っています。