弊社の体験ハウスは八王子市北部の郊外にありますが、その周辺で一条工務店が三棟建築工事中です。

自然素材系のハウスメーカーやローコストハウスメーカーではなく、高断熱住宅で業界をリードする一条工務店なのです。これは偶然ではなく、高断熱・高気密住宅が消費者に支持されていることの表われでしょう。

そして省エネルギーの低炭素住宅が増えることで地球温暖化防止にも貢献できる現象です。

ここまで高断熱・高気密住宅が認知されてくると、構造体が熱橋となる軽量鉄骨造は高断熱化には無理があり、二階建程度の鉄骨プレハブ住宅は必要のない存在になってきたと言えるでしょう。

また窓メーカーも高断熱化に向かっています。すでにYKK-APがトリプル硝子の樹脂サッシを販売していますが、LIXILも来年早々サーモスX(アルミ樹脂複合で熱貫流率1.05W)とエルスターX(樹脂サッシで熱貫流率0.79)を販売するようです。

このサッシを使用すれば50坪程度の外張断熱harima-J仕様でQ値は1.0を切るでしょうし、30坪程度の住宅でもQ値は1.2程度になるでしょう。

外張断熱+アイシネン付加断熱のharima-O仕様では、50坪程度のQ値は0.7W、30坪程度で0.9W程度と予想。

画一的な一条工務店では対応の難しいお客様が弊社を訪れてきます。

蓄熱からの輻射熱と、小さなエアコン1台で建物全体が冷房できる熱を運ぶ技術に、冬期は南面から太陽熱のダイレクトゲインで暖房負荷を削減し、夏期は窓を開け風が通り冷房負荷を削減するハイブリットな設計を推し進め、より省エネで快適な健康住宅を一棟一棟丁寧に創りあげることがお客様も望まれるところです。