国土交通省は、省エネルギー性能や耐久性などに優れた木造住宅に対して、地域型住宅グリーン化事業の公募を行っています。
資材供給業者、設計、施工などの連携体制により応募が可能で、今までのように工務店単独では応募できません。
平成27年度は、長期優良住宅100万、認定低炭素住宅100万、ゼロ・エネ住宅165万、認定低炭素建築物等一定の良質な建物(店舗などの非住宅)に対し補助金を交付する内容です。
2X4工法のグループは極めて少なく、昨年度は軸組工法のグループに参加していました。
今年度は、軸組工法、2X4工法の両グループに参加しました。
昨日、2X4工法のグループ会議に出席し、その内容をお知らせしたいと思います。
2X4工法に用いられている構造材は、ほとんどが輸入材で、主に北米のSPF材が多く使われています。
地域型グリーン化事業の基本的な考えは、地域における木造住宅生産、木材自給率の向上による森林、林業の再生などで、輸入材で建てられる2X4工法はその趣旨から大きく離れていました。
今回参加したグループは、国産の杉材をスタット(縦枠材)として使用することで、木材自給率の向上による林業再生に合致しています。
林野庁も注目しているようで、担当者の挨拶は「日本の木材資源は現在50億m3有、毎年1億m3増えている。木材を毎年7000m3使用しているが、すべて国産材で賄っても木材が減ることはない。このグループのような新たな取り組みに期待している」と述べていました。
これからグループとして採択され、邸別に審査後着工となりますが、弊社枠は、認定低炭素住宅で、すでに2棟決まっています。
まだ少し枠がありますので、この機会にぜひご利用ください。