国土交通省の主導で進めている健康維持増進住宅研究委員会(事務局:一般社団法人 建築環境・省エネルギー機構)から、住宅の健康度向上を目指した全国の事例を紹介する「健康維持増進住宅・事例集」が7月10日に出版され、弊社の事例も紹介されました。
この事例集の中で、近畿大学 建築学部 岩前 篤 教授は、冬季に死亡率が上昇する原因は、寒さに対する備えが不十分であるとして、断熱性の高い住宅に住むことの重要性を説いています。
そして2万人による調査の結果、断熱性が高いほど健康改善率は高くなっています。
グレード3はH4年断熱基準程度、グレード4はH11年断熱基準程度(熱損失係数Q値2.7)、グレード5はH11年北海道断熱基準程度(熱損失係数Q値1.6)です。
首都圏のような温暖地でも、グレード5の改善率の高さから、健康性の向上を考慮すると、グレード5の断熱性能が極めて重要であると指摘しています。