明けましておめでとうございます。今年も健康で快適な住宅を創り前進してまいります。

宜しくお願い申し上げます。

健康住宅の基本は暖房しても室内に結露を発生させないことです。結露しなければカビは発生しません。そしてカビが無ければダニは発生しにくくなります。

カビやダニが発生しなければハウスダストも少なくなります。これが基本性能となります。

その上で自然素材を使用して化学物質の放散量を抑え、輻射熱で快適性を追求する仕組みとなっています。

冬期は室温より床面や壁の温度が高い状態が快適な室内です。トイレや浴室もリビングと同じ温度の21℃程度で、蓄熱している床面温度が25℃前後になっています。

逆に床面や壁の温度が低くなると冷輻射、底冷えする状態となります。

夏期は室温より床、壁の温度が低い状態が快適です。屋根断熱と遮熱シートで屋根からの輻射熱を抑え、床冷房により快適な室内空間を実現しています。

その快適さを再生可能エネルギーである空気の熱(ヒートポンプ)と太陽熱のダイレクトゲインで可能にしています。

熱損失係数(Q値)1.35W/㎡kのハリマハウスで1階室温21℃、床面温度25℃の室内環境を生み出す40坪2階建で暖房にかかる電気料金(電化上手契約)はいくらかかるのでしょうか。

蓄熱式床暖房冬期の電気料金シュミレーション(40坪2階建全館暖房例)
「ヒートポンプ熱源機消費電力1.485KW×深夜電力料金9.17円×運転時間8時間×30日=3,268円/一ヶ月」となります。

太陽熱をダイレクトゲインで蓄熱する、晴れた日が続いた場合は一ヶ月3,268円で上記の熱環境が可能です。

太陽熱を巧く利用できない間取りや、曇りの日が多くなる場合はヒートポンプ熱源機の運転時間を増やします。

「ヒートポンプ熱原機消費電力1.485KW×早晩電力料金23.13円×運転時間4時間×30日=4,121円/一ヶ月」

基本の深夜電力時間帯運転8時間の3,268円/一ヶ月にプラス早晩電力料金4,121円/一ヶ月で合計7,389円かかる計算になります。

5ヶ月暖房するとして、年間暖房費は35,000円前後です。この程度の電気代で輻射熱の快適空間が出現するのです。