12月12日、東京都国立市にある積水ハウスの研究施設「サスティナブルデザインラボラトリー」を見学させていただきました。
詳しくは http://www.sekisuihouse.co.jp/sdl/index.html
積水ハウスは私が鉄骨プレハブメーカーのパナホームで営業していた頃、よく競合して痛い目に遭った記憶しか残っていない手強い相手です。独立後は木造枠組・軸組工法なのでスウェーデンハウスとはよく競合しても、積水ハウスとは直接的な競合はなく最近の動向はよく知りませんでした。
まず驚いたのが既成の商品を使用せずに、営業の第一線では目の敵にしている在来木造と在来鉄骨造で建てていること。そして今までは商品を如何に欧米風らしく作るかを競ってきたのが和風回帰している。
「木から学ぶ][日本の暮らし」をコンセプトにして、自然とともに、太陽と風と水を利用して暖冷房負荷を小さくする。
営業マンが一ヶ月でクロージングまで進めるには、このコンセプトでは一般的な常識のなかで手間が掛かりすぎる。商品化するのは非常に難しいでしょう。しかし積水ハウスがこの施設を作り、同業者に開放している意味は大きいと思います。我々はだいぶ前から取り組もうとしていることですが、この家造りの流れが速まるよう予感させるのに十分なインパクトを与えてくれました。
説明をして下さった積水ハウスの木村文雄所長、見学に誘ってくれた外張り断熱材キューワンボードのアキレス担当者様ありがとうございました。