高断熱高気密住宅で夏季に窓を開けていない建物を多く見かける。窓を閉め切った高断熱高気密住宅は日射熱の進入や生活熱から3ヶ月位はエアコンを使用する事になる。夜は窓を開け風を入れるだけで十分涼しくなるのだが通風計画もなく防犯対策も取り入れていない為窓を開けられない。
夏季にはできるだけ自然エネルギーを使い涼しい室内環境を創る。そして凌げなくなった時にだけエアコンを使う。ハリマハウスで建てられたお客様の話では今年の夏は10日~20日位エアコンを使用したそうだ。体験ハウスでも10日位は使用した。
自立循環型住宅への設計ガイドラインにもあるように、まず日射熱の進入をどのようにして防ぎ、そして通風計画をどうするのかを考慮し、その上で夜間蓄冷ができればなお良好な室内環境を生み出せる。これから建築計画をする方にはぜひチャレンジして頂きたいと思う。


今年の夏、日射遮蔽の工夫をしているお客様の家