2012年9月になると創業18年目を迎えます。

創業した頃、高断熱・高気密住宅に取組んでいたのは、大手ではスウェーデンハウスぐらいで、本格的に取組んでいたのは北海道を中心とした新住協の工務店と、南雄三氏の東北地方の工務店が多く集まっていたベストバランス研究会でした。

首都圏の工務店では㈱藤和、㈱ウェルダン、ネギシホーム等が本格的な高・高住宅に取組み活躍していましたが、ごく限られた存在でした。

まだまだハウスメーカーや工務店は無関心を装っていました。

その一方でスーパーウォール工法やソーラーサーキット工法等のフランチャイズシステムに加盟して、高断熱・高気密住宅を供給している工務店が存在していました。

弊社で検討されるお客様の多くは、フランチャイズシステムに加盟している工務店も検討していました。

実績と看板と資金に乏しい弊社でしたが、高断熱・高気密住宅の知識ではフランチャイズシステムに加盟している工務店を遥かに凌駕し、目指すレベルも高かったためか、お客様は半信半疑ながらも弊社を選んでくれました。

そして何とか軌道に乗った8年目に、お客様にも応援していただき、外張断熱の「体験ハウス」を建てることができました。

「いい家」が欲しい。という本が出版されたのはこの頃です。この本の影響は大きく、この頃はソーラーサーキット工法と比較される事が多くありました。

最近はソーラーサーキット工法を聞くことはありません。加盟していた多くの工務店は、今、人気のある「自然素材の家」へ向かったりしています。一部では残念ながら廃業した工務店もあるようです。

弊社は創業時から独自で営業して高断熱・高気密住宅を極めることに変わりはなく、今後もこの路線で邁進するつもりです。

「信じて建てて頂いた方を失望させてはいけない」と思います。

これからメンテナンスが必要になってくるお客様も増えてきます。いつでも気軽に補修依頼ができるよう、継続する力をつけながら、少しずつ前進しようと思っています。